「思い」の言葉
傷跡
2025-09-06
カウンセリングはクライエントの
こころの「重荷」が中心として
始まっていきます。
その重荷は大変重く一人では
抱えきれないほどの重さ(悩み)が
あります。
カウンセラーはクライエントの
重荷を半分背負い、その物語に
共に歩んでいきます。
その物語には
情けなさ、理不尽さ、切なさが
潜んでおり
触れるように何度も何度も
視点を変えて文脈を変えて
語っていく…
語るうちにクライエントの
物語が何処となく柔らかくなってくる…
その物語にクライエントの
こころの「傷跡」が残ったとしても
どこか収まるものが出てくる…
カウンセリングとはその様なものです。
こころの「傷」が「傷跡」になる
そして「傷跡」を通してクライエントが
人間として成長していく…
それがカウンセリングの
一つの意味かもしれません。
合 掌