「思い」の言葉
1人
2021-01-30
「人間はなかなか一人では生きられない。
孤独は恐ろしい。自分の存在を認めて
くれる人がいることで、人間はどれほど
安定しておられるかわからない。」
(河合隼雄『大人の友情』より)
人間は孤独な存在です。
それは
家族がいても
友人がいても
孤独を感じてしまうのが
人間です。
それだけに人は縋る物を
求めてしまいます。
仕事であったり
お金であったり
宗教であったり
しかし、縋る物がある人は
幸せです。縋る物があるだけに
孤独ではないのですから…。
本当の孤独は、その縋る物も
ないことです。
心理臨床のカウンセリングは
「自分作り」の作業です。
今、目の前にある孤独という悩みを
見つめて、迷い、考え、
1人の自分の存在を認めて
作っていく作業でもあります。
そうすることによって
1人では生きられない世界が
また違って見えてくるかも
知れません。
合 掌