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「思い」の言葉

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一つ一つ

2024-10-03






心理カウンセリングで成されていることは
華やかさのない地味な作業の積み重ねです。

人は生きていると様々な困難にぶつかり
理不尽な事にも多く遭遇します。

クライエントはそんな境遇で
不安に飲み込まれ希望を失い
こころが混乱してしまいます。

しかし、その苦悩を誰かが親身に
理解してくれて憂いてくれると

人は、それだけでこころが和らぐ
ものでもあります。

現実は変わらなくても
不安の形が柔らかくなる
ものでもあります。



カウンセリングは神秘的な
魔法のようなものではありません。

根拠なく無責任に「絶対に良くなる!」と
断言出来る物でもありません。

大事なことはクライエントの「思い」に
一つ一つ大切に触れていくことです。

               合 掌



折り合い

2024-09-02







心理カウンセリングは「折り合い」の
作業かも知れません。

生きていると人にはどうすることも
出来ないことが多々あります。

そして人は、そこで嘆きます。

それと共に自身の内面に湧き上がる
思いに触れていき

時には

過ちを後悔しり
または人を恨んだり
情けなさを痛感したり

そんな自分の内面と時間を掛けて
素直に向き合って行くと

どこかでこころの「折り合い」が
出てくるものです。

その「折り合い」とは人それぞれの

安堵感であったり…
諦めであったり…
または未来だあったり…

その様な自身の「生きる」と
向き合う事でこころに

「折り合い」が生まれてくることでしょう。


          合 掌




感じ取る

2024-07-02







カウンセリングの場で不可欠な事は
「感じ取る力」です。

その為にカウンセラーは
クライエントに対して全身全霊で
耳を傾けていきます。

そこに必要な事は
「傾聴」「受容」「共感」
と…

そして「人間理解」です。


世の中は不理解な世界です。

不理解な世界だけに
人はもがいて悩みこころを
痛めていきます。

でも、そこで自分の気持ちを
理解をして、感じ取ってくれるのであれば

それだけでも人はこころが
楽になるものです。

こころの支援に必要なことは
この「感じ取る力」です。

           
            合 掌

難しい存在

2024-06-07







人間は簡単ではなく難しい存在です。

映画やドラマの様に都合良く
上手くいくことはなく

広告にある「激的に変わる…」と
言う事もそうそうあるものではありません。

しかし、それほど変わることがないと
思う人間でも何かの切っ掛けで
大きく変わることもあります。

それだけに、人間は面白いです。


カウンセラーは「人間は難しい…」
存在という事を十分に理解をしています。

理解をしているだけにクライエントの
話に深く付き合うことが出来ます。

そして、強引に変えようとはせずに
あくまでも丁寧に静かに支え
助力になる姿勢でクライエントと
接してきます。

そうすることによってクライエントは
自身の中でこころを回復させる
「自己治癒力」が生まれてきます。

カウンセリングはカウンセラーが
良くするのではなく

クライエントが自身の力で
難しい人間の自分を良くしていくものです。

            
                 合 掌



探求

2024-05-05







「問題の中にこそ
   まだ探求していない道がある。」
(アーノルド・ミンデル)



私たちは苦しく辛い時は
症状の軽減を求めます。

それは安定を求める
こころの自然な働きでしょう。

カウンセリングと言う物は
その安定を求めるために

敢えて問題の中に入っていく
ものでもあります。

そこには、悲しさがあったり
葛藤があり涙もあることでしょう。

そんな自身の問題を「探求」していくと
気づかなかった洞察に至ることが
あったりします。

その「探求」が新しい自身の一歩に
繋がっていく事だと思います。

             合 掌
不動山髙野寺
〒088-1124
北海道厚岸郡厚岸町宮園2丁目6
TEL.0153-52-5344
FAX.0153-52-5344
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