「思い」の言葉
考える場
2026-07-08
カウンセリング場は「考える」場
セッションではクライエントは
自身の思いを語ります。
辛かったこと…
悲しかったこと…
許せないこと…
語っているうちにこみ上げるものがあり
時には、感情の赴くまま涙を流し
また、怒りを覚えることもあります。
カウンセラーは、その言葉の
思いを一つ一つ受け止め
要約したり…
整理をしたり…
感想を言ったり…
そうしていくうちに
クライエントは自身を「考え」
ていくのです。
語ると言うことは「考える」ことです。
その「考える」ことがクライエント
自身の土台となっていくものです。
合 掌
本物の感情
2026-06-09
「共感というものは、本物の感情をそなえた
本物の人間にしか持てないものだから」
〈村上春樹『街とその不確かな壁』より〉
カウンセリングとは、人を思いやるものです。
共感とは、相手の気持ちに寄り添うことです。
現在は人工知能が注目を
集めている時代であります。
心を癒やす事に於いてもAIに頼り
補うようになってきました。
しかし、人間の感情には計り知れない
様々なものがあります。
哀しみ・迷い・嫉妬・絶望・困惑・懊悩…
はたして人工知能は
うごめく感情に応えてくれるか?
カウンセリングの場は表面的な感情ではなく
深い「本物の感情」に焦点を当てて
こころを見つめていきます。
それは相手を思いやるからこそ
人間にしか出し得ない共感を持って
クライエントと接していくのが
心理カウンセリングと言うものであります。
合 掌
厄介
2026-05-09
「厄介な病気を背負い込んだ人間にとって、
一番欲しいのは「普通」ということである」
〈向田邦子・「父の詫び状」より〉
こころの重荷は「厄介」なものです。
ため息が漏れるほどの不安から
夜、眠れなくなったり
反対に朝早く起きてしまったり
日中、急に不安になり
考えるうちに心配がつのってしまったり
「普通」の自分自身で居られなくなるのが
漠然としたこころの足かせというものです。
カウンセリング、心理療法というものは
「普通」でいたい…
そのクライエントの気持ちに
寄り添います。
自身が抱える「厄介」を
見つめ考えていき
「厄介」を排除するのではなく
学びとして成長していく
テーマとするのが
心理カウンセリングというものです。
合 掌
信頼から安心
2026-04-08
カウンセリングで不可欠なことは
クライエントとの信頼関係です。
この信頼関係が確りと構築されなければ
良いカウンセリングは出来ません。
最近の研究者の中には
アセスメント力、見立て力が
クライエントとの信頼を得る
には重要だと豪語される方もおられますが
基本は「受容」と「共感」から
生まれてくる物です。
カウンセラーはその「受容」と「共感」に努め
クライエントはその「安心」感から
辛かった体験
整理がつかない体験
許せない苦い体験
などの
吐露が語られていく。
「信頼」から「安心」
それがカウンセリングでの
一つの流れであります。
合 掌
安心感
2026-03-05
人に悩みを話すと頭ごなしに
「まだまだ辛い人はいる…」
「私の方が大変だから…」
「あなたは、恵まれている…」
など…
そんな言葉が返ってきたりして
余計にこころが乱れてしまう
ことがあります。
相手は悪気がなくても
そう言われてしまうと
こころが落胆し安心して
悩みを話せなくなってしまうものです。
こころの痛みと向き合うためには
「安心感」が必要です。
攻撃されない痛められない
「安心感」
そうすることによって人は自身の
こころの痛みと向き合うことが
出来るものです。
悩みを抱えている方のこころは繊細です。
それだけにカウンセリングの面接は
対等な目線で配慮を持ち、批判をしない
姿勢でクライエントと接するのであります。
合 掌