本文へ移動

「思い」の言葉

RSS(別ウィンドウで開きます) 

読む

2023-09-02







「体がすこしらくになったら、本を読みなさい。
 問題の多くは、自分だけの問題にとらわれすぎる
 ところから生まれるものよ。
 ろくでもないことは、いくら考えたって、
 ろくでもないままだわ。本を読めば読んだだけ、
 あなたはあなたから解放される」
               
            (森絵都『ママ』より)



臨床心理学を学ぶ上で
よく言われることは


「一冊の専門書を読むよりも
      十冊の小説を読みなさい…」


それは、様々な人の生き方に
触れると言う事であります。

所詮、人の生き方は自分の
生き方しか分からない…

しかし、小説を通していろいろな
生き方を学んでいく意味でもあります。


カウンセリングのセッションの場は
クライエントが現在、抱えている

心の重荷を通して、その人間の生き方を
見つめて探していくものでもあります。

人にはそれぞれの価値観、教育力、経済力が
存在します。

それだけに人それぞれ生き方と言う
物語も違います。

そこには答えの正解も不正解も違い
正しさも違います。

その答えを探しクライエントが抱える
重荷を解放する為にも

クライエントの物語〈本〉を共に
読んでいくのがカウンセリング於いての
一つの側面でもあります。

              

               合 掌



創る

2023-08-05






現代は批判社会と言っても
過言ではありません。

人の欠点や過ち、未熟さを
非難や誹謗、あげくには揚げ足を
取る言動。

そこには相手の人格を無視し建設的な
意見も込められていなく

自分の中の正義感や満足心を満たす
ただの批判しかないものも多だ
見受けられます。


言えることは人は批判だけでは成長は出来ません。


カウンセリングのセッションの場は
否定や批判は無意味とします。

それはクライエントの為にならないからです。
それと共に深く自身を見つめることが
出来なくなるからです。


クライエントの内面にまなざしを向け
そこに潜む苦しみや悲しみを共有し

考え、感情(こころ)を分かち
合う事が大切であり、

そこにはクライエントのこころを
支えると共に前向きに進む(生きる)
「こころを創る」事も込められています。
               


               合 掌

違い

2023-06-29






クライエントが抱える
こころの重荷は1人1人違います。

一見、同じ様に見える悩みでも
話を聞いていくと大きく異なります。

それだけに

とあるクライエントで上手く
いった事が、次のクライエントでも
同じ様に通用するとは限りません。

それは人の「こころ」とは
1人ひとり違うからです。



カウンセリングのセッションの場は
便利なマニュアルはありませんし
あっても通用しない事でしょう。

人間は変化をする生き物であり
同じ人物が1人としていないからです。



1人ひとり違いのあるクライエントに
対応していくため

カウンセラーは目の前のクライエントを
理解するために大事に話を聞いていく…

それがクライエントの話を「聞く」
ひとつの意味でもあります。

           合 掌


深く

2023-06-03







心理療法、カウンセリングに於いて
「共感」が大事と言うのは基礎中の
基礎であり、どの様なテキストにも
載っていることであります。

しかし

どれほど深く「共感」が出来るかという事は

クライエントの内面を

どこまで深く「理解」が出来るかと言う
事であります。


「共感」とは「理解」であります…。


「ん、ん、分かる…分かる…」と
言う様な表面的な浅い共感では

生きている中で背負っている
クライエントのこころの痛みが
「理解」する事は出来ません。

深く「理解」する事で
深く「共感」が生じる。

そこに心理療法
カウンセリングの

質の大事さが問われてきます。


         合 掌

不純物

2023-05-25






悩みという物は
こころに突如と現れてきた
「不純物」の様な物です。

その「不純物」は平安なこころを
脅かしクライアントを苦しめていきます。


カウンセリングではその「不純物」の
様な出来事をマイナス、プラスと
行き来しながら多くを見つめ語っていきます。

そして…

その語ること見つめること
自体がクライエントに
何かを気づかせ生み出し

オリジナルな生き方を
導いて与えてくれるもの
でもあります。

こころの悩みの「不純物」は人の人生に
「純」なる物を生み出す切っ掛けに
なるかも知れません。
           

               合 掌
不動山髙野寺
〒088-1124
北海道厚岸郡厚岸町宮園2丁目6
TEL.0153-52-5344
FAX.0153-52-5344
1.カウンセリング
2.葬儀
3.法要