「思い」の言葉
年末年始のご案内
2022-12-27
年末年始のご案内をいたします。
お寺のカウンセリング室ですので
年末年始も休室することなく
開室しております。
お電話での連絡にてご来室下さいませ。
日頃、お仕事等でご都合のつかない方や
今現在、不安な気持ちを抱かれている方
良いご機会かも知れません
ご来室の程をお待ちしております。
カウンセリング料は「お布施」と
なっております。
合 掌
立ち向かう勇気
2022-12-11
「心理療法を通して得られるのは一貫した目的
であり人生や障害に立ち向かう勇気である。」
(カール・ロジャース)
クライエントがカウンセリングを深く続けていくと
「辛さ」に直面してしまう事があります。
それは、自身と向き合うことで自己理解が深まり
日頃、気づかない、または見ないように
している自身の「弱点」「未熟さ」を
素直に見つめてしまう事があるからです。
そこで「辛さ」が原因でセッションが
中断してしまうことがありますが
その「弱点」「未熟さ」が
クライエントの抱える「人生の障害」
でもあります。
もし、セッションを中断しまいたいほどの
こころの辛さを感じるのであれば
その事を素直にカウンセラー(セラピスト)に
話してみて下さい。
確りとしたカウンセラーであれば
その気持ちを丁寧に受け止めてセッションを見直し
修正を図ってくれることでしょう。
面接のペースはあくまでも
クライエントが主導であり
カウンセリングはこころに重荷がある
クライエントの為のものであります。
クライエントとカウンセラーが
立ち向かう勇気と人生の障害を
共に見つめて行く事が
カウンセリングに於ける
セッションの意味合いです。
合 掌
視点
2022-12-04
「行動を理解するためのもっとも有利な視点は
その個人自身がもつ内側からの視点」
(カール・ロジャース)
心理臨床のカウンセリングの
基本的原則は共感的理解です。
それは
「うん、うん、分かる、分かる」
と言う口先の軽い部分の共感ではなく
深い側面での共感…
自分の目線ではなく
相手となるクライエントの視点で
物事を見ていく事です。
自分基準の外側の視点では限界があります。
クライエント自身の内面の視点で
話を聞いていくと見えない物が見え
正確な理解となる本物の共感が生まれます。
そこからクライエントの
こころの支援へと
繋がって行くのです。
合 掌
人間
2022-10-21
「人間の中には獣性はありません。
人間の中には人間があるのみです。」
(カール・ロジャース)
臨床心理学は人間学です。
そして
心理臨床は生の現実的な人間と接して
見つめていく物です。
カウンセリングのセッション内では
クライエントは自身を語ることによって
生身の人間という自身を見つめていきます。
人間だけに
怒り・葛藤・寂しさ・悲しさ…等の
隠すことの出来ないリアルな
こころに触れていきます。
そこで、自身のこころの「思い」に
「触れて」いくと何かを「掴み」
そして「収まり」が表れてきます。
その「収まり」が表れた時
獣性ではない
人間が人間として成長した証で
あるかと思います。
合 掌
癒やしと理解
2022-09-24
心理臨床の
カウンセリングの
大切な事として
「癒やしと理解」が
あげられます。
「癒やし」とは「和らげる」
「理解」 とは「安心」です。
人はこころに重荷を持ったとき
極度の緊張感を感じてしまいます。
その緊張感は
不眠をもたらしてしまったり
深く悲しんだり
不安感やイライラとした感情
そんな緊張感に包まれている
クライエントにカウンセリングでは
「癒やし」としての「和らげる」と
「理解」としての「安心」を
もって接していきます。
そうすることによって
クライエントは今抱えている
重荷の心情を不安感なく
吐露していく事が出来て
いくことでしょう。
合 掌