「思い」の言葉
深く
2023-06-03
心理療法、カウンセリングに於いて
「共感」が大事と言うのは基礎中の
基礎であり、どの様なテキストにも
載っていることであります。
しかし
どれほど深く「共感」が出来るかという事は
クライエントの内面を
どこまで深く「理解」が出来るかと言う
事であります。
「共感」とは「理解」であります…。
「ん、ん、分かる…分かる…」と
言う様な表面的な浅い共感では
生きている中で背負っている
クライエントのこころの痛みが
「理解」する事は出来ません。
深く「理解」する事で
深く「共感」が生じる。
そこに心理療法
カウンセリングの
質の大事さが問われてきます。
合 掌
不純物
2023-05-25
悩みという物は
こころに突如と現れてきた
「不純物」の様な物です。
その「不純物」は平安なこころを
脅かしクライアントを苦しめていきます。
カウンセリングではその「不純物」の
様な出来事をマイナス、プラスと
行き来しながら多くを見つめ語っていきます。
そして…
その語ること見つめること
自体がクライエントに
何かを気づかせ生み出し
オリジナルな生き方を
導いて与えてくれるもの
でもあります。
こころの悩みの「不純物」は人の人生に
「純」なる物を生み出す切っ掛けに
なるかも知れません。
合 掌
重荷
2023-05-21
人は悩みを抱えてしまうと
大きな「重荷」を背負ってしまいます。
その「重荷」に耐えられなくなり
時には
眠ることが出来なくなったり…
食事ができなくなったり…
人に会いたくなくなったり…
また、自身の存在を消し去りたい
心境になってしまったり…
「重荷」だけに重すぎて動くことが
出来ない状態になってしまいます。
しかし、その「重荷」を誰かと共に
持つ事が出来たら、それだけでも人は
立ち上がる切っ掛けが見つかるものです。
カウンセリングとは、その「重荷」を
共有することであり、自身を悩ます
「重荷」を見つめていくものでもあります。
自身の為に、いま抱える「重荷」を軽くし
見つめてみるのも大切な事でしょう。
強そうに見えて弱いのが人間であり
弱そうに見えて強いのが人間であります。
合 掌
成長
2023-05-01
人は死ぬまで「成長」と言いますが
生きることは辛さや苦さの連続でもあります。
仕事のミスを悔やんだり
ほんの些細な一言に傷ついたり
過去の体験を引きずっていたり
生きていくことはややこしいものであります。
しかし、心理的な側面から言うと
人間の器が成長をしていないだけに
モヤモヤとした悩みがこころに
満ちているのかも知れません。
心理臨床のカウンセリングは
人のこころを「成長」させる
ものでもあります。
「成長」し育むことによって
人としての器が
変化し、自然と消えていく
苦労や悩みも沢山あります。
その器作りの「成長」が
カウンセリングの目標でもあります。
合 掌
自ら…
2023-03-28
「俺に救われるのではない、
自らが自らを救うのだ」
(絲山秋子・『海の仙人』より)
心理臨床のカウンセリングは不思議なのもです。
クライエントは自身のこころの痛みを
何某かの救いを求めてカウンセラーの
元に訪れます。
しかし、カウンセラーは何もしません。
するとたしたら
クライエントの描いたバウムを眺めたり
クライエントが作った箱庭を味わったり
クライエントの話を静かに聞いていたり
ただ、それだけです。
でも、クライエントは何かを収めた様に
元気になっていきます。
そこに、葛藤や涙があっても…
心理臨床のカウンセリングは
おこがましく、コマーシャルするように
カウンセラーが良く〈救う〉すると
言うものではありません。
クライエントが「自らが自らの力で〈救う〉」
元気になっていくのが本来のカウンセリングの
意味合いであります。
カウンセラーはそんなクライエントと
共に歩んで行くのです。
合 掌