「思い」の言葉
問う
2025-05-08
カウンセリングと言うものは
「問う」…ものかも知れません。
クライエントは言います
苦しい…
辛い…
楽になりたい…
と…
その様なこころの危機的状況で
生きることを「問う」のが
カウンセリングです。
その「問い」によって
涙を流し…
気持ちが揺れ…
そして、自身の言葉に「気づき」が
生まれたり…
粘り強い「問い」がクライエントを
人間として成長させていきます。
日常にはない「問い」が
セッションの場にあり
自身で自身を育てていくのが
「問い」と言うものかも知れません。
合 掌
対等
2025-04-19
セッションに於いてカウンセラーは
クライエントの
「迷い」や「弱さ」の
部分を積極的に聴いていきます。
そこには、クライエントに
対して丁寧な尊厳を持ち
人間と人間の関係の中で
個人と個人が対話を
重ねていく世界です。
クライエントは直面する
自身の問題に触れて
時には怒りが湧いたり
時には悲しさのあまり
涙をこぼれす事あります。
そんなクライエントを
静かに支えるのが
カウンセラーの仕事です。
決してカウンセラーは
優れている人間ではありません。
クライエントと同じ生身の人間です。
「対等」な人間であるからこそ
クライエントのこころに
寄り添い触れて
確りと受け止めると
相手を思う気持ちの「理解」が
生まれてきます。
「対等」な人間であるからこそ
こころに対する支援が出来るのです。
合 掌
三寒四温
2025-03-13
三寒四温とは…
寒い日が3日続いた後、暖かい日が4日続く。
寒暖の周期を表し、冬から春への移り変わりを
表す言葉です。
こころの回復も似たものがあります。
心を痛めて悲しみに暮れ
食も喉を通らず
眠ることも出来なく
只だ辛い日々。
そんな日々を過ごしていると
ふと、ある時自然の美しさにこころが揺れたり
また、人の何気ない言葉で悲しんだり
この様な繰り返しを続けながら
人の心は徐々に回復をしていくものです。
しかし
大事なことはこころの回復には
時間が必要であり、慌てずにこころを休ます
ことが大切だと言う事です。
そして、きっと三寒四温のようにして
こころの春が訪れることでしょう。
合 掌
気づき
2025-02-06
「人は、自らの気づきがないと前に進まない」
(千葉ロッテマリーンズ監督 吉井理人)
プロ野球チーム、千葉ロッテマリーンズ監督の
吉井理人監督は選手とのコミュニケーションを
大切にし選手との対話を通して「気づき」を与
えながらマネージメントを行っている監督です。
カウンセリングも同じ様にクライエントは
対話を通して自身を深めていきます。
深めていくと、様々な自身が見えてきます。
それは
弱さであったり…
至らなさであったり…
可能性など…
「自分の事は自分がよく知っている」と
言ったりしますが
「自分をよく知らないのも自分」で
あったりします。
しかし
丁寧に自身を見つめていくと「気づき」が
生まれてくるものです。
その「気づき」が自己の成長に
結びつける物でもあります。
カウンセリングは対話を通して
「気づき」のお手伝いをするものです。
合 掌
歩む
2024-12-31

「生死のなかの雪ふりしきる」
(種田山頭火)
「生死」とは仏法に於いて
生きる苦悩を表しています。
生きているものは
苦しみと悩みを抱えながら
雪のふる道を歩いている。
と、山頭火は自身の生き様を
用いて表した句であります。
誰もが人生の苦渋を体感しながら
自身の物語を歩いています。
そして、その苦渋から
人は何かを学び何かを得て
または解決が出来ない
迷いを背負いながら
雪のふりしきる道を
歩いている…
そんな、生きる苦悩と向き合うのが
カウンセリングの「対話」と言う物です。
お話をしてみませんか?
自身の物語について…
合 掌
本年、お世話になりありがとうございました。
なお、高野寺カウンセリング室は年末年始も
開室しています。ご連絡の上、ご来室下さいませ。
お待ちしております。