「思い」の言葉
創る
2023-08-05
現代は批判社会と言っても
過言ではありません。
人の欠点や過ち、未熟さを
非難や誹謗、あげくには揚げ足を
取る言動。
そこには相手の人格を無視し建設的な
意見も込められていなく
自分の中の正義感や満足心を満たす
ただの批判しかないものも多だ
見受けられます。
言えることは人は批判だけでは成長は出来ません。
カウンセリングのセッションの場は
否定や批判は無意味とします。
それはクライエントの為にならないからです。
それと共に深く自身を見つめることが
出来なくなるからです。
クライエントの内面にまなざしを向け
そこに潜む苦しみや悲しみを共有し
考え、感情(こころ)を分かち
合う事が大切であり、
そこにはクライエントのこころを
支えると共に前向きに進む(生きる)
「こころを創る」事も込められています。
合 掌
違い
2023-06-29
クライエントが抱える
こころの重荷は1人1人違います。
一見、同じ様に見える悩みでも
話を聞いていくと大きく異なります。
それだけに
とあるクライエントで上手く
いった事が、次のクライエントでも
同じ様に通用するとは限りません。
それは人の「こころ」とは
1人ひとり違うからです。
カウンセリングのセッションの場は
便利なマニュアルはありませんし
あっても通用しない事でしょう。
人間は変化をする生き物であり
同じ人物が1人としていないからです。
1人ひとり違いのあるクライエントに
対応していくため
カウンセラーは目の前のクライエントを
理解するために大事に話を聞いていく…
それがクライエントの話を「聞く」
ひとつの意味でもあります。
合 掌
深く
2023-06-03
心理療法、カウンセリングに於いて
「共感」が大事と言うのは基礎中の
基礎であり、どの様なテキストにも
載っていることであります。
しかし
どれほど深く「共感」が出来るかという事は
クライエントの内面を
どこまで深く「理解」が出来るかと言う
事であります。
「共感」とは「理解」であります…。
「ん、ん、分かる…分かる…」と
言う様な表面的な浅い共感では
生きている中で背負っている
クライエントのこころの痛みが
「理解」する事は出来ません。
深く「理解」する事で
深く「共感」が生じる。
そこに心理療法
カウンセリングの
質の大事さが問われてきます。
合 掌
不純物
2023-05-25
悩みという物は
こころに突如と現れてきた
「不純物」の様な物です。
その「不純物」は平安なこころを
脅かしクライアントを苦しめていきます。
カウンセリングではその「不純物」の
様な出来事をマイナス、プラスと
行き来しながら多くを見つめ語っていきます。
そして…
その語ること見つめること
自体がクライエントに
何かを気づかせ生み出し
オリジナルな生き方を
導いて与えてくれるもの
でもあります。
こころの悩みの「不純物」は人の人生に
「純」なる物を生み出す切っ掛けに
なるかも知れません。
合 掌
重荷
2023-05-21
人は悩みを抱えてしまうと
大きな「重荷」を背負ってしまいます。
その「重荷」に耐えられなくなり
時には
眠ることが出来なくなったり…
食事ができなくなったり…
人に会いたくなくなったり…
また、自身の存在を消し去りたい
心境になってしまったり…
「重荷」だけに重すぎて動くことが
出来ない状態になってしまいます。
しかし、その「重荷」を誰かと共に
持つ事が出来たら、それだけでも人は
立ち上がる切っ掛けが見つかるものです。
カウンセリングとは、その「重荷」を
共有することであり、自身を悩ます
「重荷」を見つめていくものでもあります。
自身の為に、いま抱える「重荷」を軽くし
見つめてみるのも大切な事でしょう。
強そうに見えて弱いのが人間であり
弱そうに見えて強いのが人間であります。
合 掌