「思い」の言葉
弱音
2021-06-05
こころの健康としては
「弱音」をはくことは
大事なことです。
自分自身の弱い部分の
本音を表現することは
気持ちを楽にしてくれ
るものであります。
しかし、日常生活の中では
なかなか「弱音」をはける
ものではありません。
自身の社会的な立場や信頼が
揺らいでしまうかも知れません。
もし、弱音をはいて
否定されたり理解を
されなければ余計に
大きな傷つきと
なってしまうでしょう。
カウンセリングの場は
「弱音」を大事にし
「弱音」がはける場です。
決して否定はしませんし
クライエントを守り
こころを考慮して「弱音」を
聞いていきます。
それは「弱音」を聞くことが
クライエントの為になるからです。
こころの痛みを感じている
クライエントの為に「弱音」を
聞くことがカウンセラーの仕事です。
合 掌
盛んに
2021-05-13
「黙ってこらえているのが一番苦しい
盛んにうめき、盛んに叫び、盛んに泣くと
少し苦痛が滅ずる」 (正岡子規)
明治の文豪で日本の近代文学に
多大な影響を与えた正岡子規。
結核に苦しみ病床からの素直な気持ちが
この言葉の中に込められています。
こころに痛みが
ある時も同じ
心境です。
掴み所のない苦しみが襲い
頼ることが出来ない
1人きりの孤独感…
そんな時「盛んに」自分の
こころを表現できたら
少しでもこころが和らぐ
かも知れない…
誰かに語り
誰かに理解して
もらうだけでも
人のこころは
変わってきます。
辛いとき
苦しいとき
盛んに語ってみませんか?
ご来室をお待ちしております。
合 掌
情緒
2021-04-10
カウンセリングの場は
クライエントとカウンセラーの
「情緒的交流」と言ってよいでしょう。
クライエントは何かの原因で
傷つき苦しみこころが疲弊して
しまいます。
そこでカウンセラーは
クライエントのこころ内に
触れて…
怒りや
悲しみ
戸惑い
に共感し分かち合い
寄り添うことで
情緒的に支えて
こころの支援にあたります。
ある時はクライエントと同じく
カウンセラーも
悲しくなったり
怒りがこみ上げたり
そんな、お互いの「情緒」が
交流し合うことが
クライエントに於いての
こころの回復への第一歩へと
繋がっていきます。
合 掌
対等
2021-03-25
カウンセラーとクライエントの
関係は「対等」の関係であります。
学校の教師と生徒のような
関係でもなく
会社内の上司と部下の関係でも
ありません。
指導する立場でもなく
教えを請う関係でもありません。
あくまでも相手との「対等」の
関係であります。
「対等」の関係であるだけに
クライエントは自分の事を素直に
語れることが出来ます。
普段言えないこと言いにくいこと…
その語る事からカウンセラーは
クライエントの生き方を追体験
していきます。
その追体験が「共感」というものです。
上下の関係ではない「対等」の関係で
あるからこそ相手のこころを理解し
分かち合える事が出来るのでしょう。
合 掌
影
2021-02-28
人はどんなに能力があり
輝いている人にも
「影」の部分があります。
その「影」の部分は
時には日常の生活に
影響を与え蝕む
事も只あります。
セラピー
カウンセリングの場は
そんな「影」の部分に
触れていく場です。
クライエントを
大事にして
配慮して
傷を与えない
ように考慮して
そして
同じ目線で
クライエント自身が
勇気を持って自身の
「影」を
見つめていく
お手伝いをするのが
セラピスト
カウンセラーの
仕事でもあります。
自身のこころの「影」を
感じる物がありましたら
どうぞ、ご来寺ご来室
下さい。
合 掌