「思い」の言葉
情緒
2021-04-10
カウンセリングの場は
クライエントとカウンセラーの
「情緒的交流」と言ってよいでしょう。
クライエントは何かの原因で
傷つき苦しみこころが疲弊して
しまいます。
そこでカウンセラーは
クライエントのこころ内に
触れて…
怒りや
悲しみ
戸惑い
に共感し分かち合い
寄り添うことで
情緒的に支えて
こころの支援にあたります。
ある時はクライエントと同じく
カウンセラーも
悲しくなったり
怒りがこみ上げたり
そんな、お互いの「情緒」が
交流し合うことが
クライエントに於いての
こころの回復への第一歩へと
繋がっていきます。
合 掌
対等
2021-03-25

カウンセラーとクライエントの
関係は「対等」の関係であります。
学校の教師と生徒のような
関係でもなく
会社内の上司と部下の関係でも
ありません。
指導する立場でもなく
教えを請う関係でもありません。
あくまでも相手との「対等」の
関係であります。
「対等」の関係であるだけに
クライエントは自分の事を素直に
語れることが出来ます。
普段言えないこと言いにくいこと…
その語る事からカウンセラーは
クライエントの生き方を追体験
していきます。
その追体験が「共感」というものです。
上下の関係ではない「対等」の関係で
あるからこそ相手のこころを理解し
分かち合える事が出来るのでしょう。
合 掌
影
2021-02-28
人はどんなに能力があり
輝いている人にも
「影」の部分があります。
その「影」の部分は
時には日常の生活に
影響を与え蝕む
事も只あります。
セラピー
カウンセリングの場は
そんな「影」の部分に
触れていく場です。
クライエントを
大事にして
配慮して
傷を与えない
ように考慮して
そして
同じ目線で
クライエント自身が
勇気を持って自身の
「影」を
見つめていく
お手伝いをするのが
セラピスト
カウンセラーの
仕事でもあります。
自身のこころの「影」を
感じる物がありましたら
どうぞ、ご来寺ご来室
下さい。
合 掌
1人
2021-01-30
「人間はなかなか一人では生きられない。
孤独は恐ろしい。自分の存在を認めて
くれる人がいることで、人間はどれほど
安定しておられるかわからない。」
(河合隼雄『大人の友情』より)
人間は孤独な存在です。
それは
家族がいても
友人がいても
孤独を感じてしまうのが
人間です。
それだけに人は縋る物を
求めてしまいます。
仕事であったり
お金であったり
宗教であったり
しかし、縋る物がある人は
幸せです。縋る物があるだけに
孤独ではないのですから…。
本当の孤独は、その縋る物も
ないことです。
心理臨床のカウンセリングは
「自分作り」の作業です。
今、目の前にある孤独という悩みを
見つめて、迷い、考え、
1人の自分の存在を認めて
作っていく作業でもあります。
そうすることによって
1人では生きられない世界が
また違って見えてくるかも
知れません。
合 掌
本年も
2021-01-17

早いものでお正月が過ぎ
小正月も過ぎました。
コロナ禍の中、生活も通常の
日常に戻ってきました。
生きていると様々な事に
出くわします。
心躍る日もあれば
どんよりと曇ったり
冷たい雨の日もあったり
そう思ったら
生きることは
忙しいことです。
もし、こころが忙しく感じ
折れそうなときは
ご遠慮なくご来室をしてみてください。
カウンセリングは
人を大切にする事です。
自分のこころを大切にしたいと
思いましたら、ご来室、ご来寺を
お待ちしております。
合 掌