「思い」の言葉
論理と非論理
2020-04-14
カウンセリングに於ける
こころの世界は非論理の
世界です。
悩めるこころに
論理はあまり
通用しません。
ある人の悩みに
カウンセラーが
「あなたの悩みの原因はこうで…
結果はこうです…」
と言っても
クライエントは
「なるほど…」と
納得する人はまずいません。
それは、人のこころは
論理で納得出来るほど
そう簡単な物ではないからです。
それだけにカウンセリングで
扱う人のこころの世界は非論理です。
その非論理の世界で
クライエントとカウンセラーが
共に考えて…
共に悩んで…
それだからこそ
クライエントの
求める本当の答えが
見つかるのでしょう。
合 掌
一歩
2020-04-06
「一歩進めば見通しが変わる。
一歩下がった方が良いこともある。
今見えるものがすべてではないぞ」
(絲山秋子『薄情』より)
新年度が始まりました。
コロナウイルスの影響で
例年通りの新年度ではありませんね。
4月は新しい事の始まりだけに
イロイロと緊張をする時期でもあります。
初めての仕事
初めての行事
初めての人…
気が張ってしまいます。
でも、何事も大切なことは
まずは「一歩」です。
「一歩」を大切にすると
また新たな景色が広がってきます。
チョット緊張するけど
「一歩」を踏み出して
みましょうか。
合 掌
センサー
2020-03-14
新型コロナウイルスの影響で
世の中が落ち着きがありません。
ドラッグストアーでは
マスクが売り切れ状態で
困っている方が多く居ます。
また、街を歩いていたり
電車に乗っていると
そこに咳き込む人が居ると
恐怖に似た心境に駆られてしまいます。
そんな生活が続くとストレスが
生まれてしまいます。
私たちの生活で大切なことは
ストレスとの付き合い方です。
そのためにもストレスを
素直に認識する
「こころのストレスセンサー」
が大切です。
自分のストレスに気づき
そのストレスを自分なりに
対処することが
落ち着かない生活には大切です。
合 掌
付き添い
2020-02-20
「彼女は決してその人に成り代わって
旅をしているのではない、
ただ、その人の付き添いをしているだけ…」
(小川洋子『いつも彼らはどこかに』)
カウンセリングとは、
クライエントとカウンセラーが
共に旅をしているようなものです。
それは、クライエントが抱えてしまった
こころの重荷を通した「生きる為」の旅です。
しかし、こころの旅は
そう上手くいくものではありません。
葛藤があったり譲れないものがあったり
涙したり、怒りがあったり、考えたり…
カウンセリングの旅は続きます。
でも、どんな状態でも
「付き添っていきます」
クライエントの探している
答えを見つけるために…。
それが、カウンセラーの
役目です。
合 掌
話す
2020-02-06
SNSの進歩により人のつながりが
変化してきました。
しかし、身近に話せる人が
居ると言うことは大事な事です。
それは、愚痴であっても
たわいのない話であっても
話していると
自分でも気がつかなかった
事に気づいたり
相手の反応から
ハッとする答えが
見つかったりします。
話すと言うことは
自分自身とおしゃべりを
していることかも知れませんね。
合 掌