「思い」の言葉
ヴァージョン・アップ
2019-12-19

「僕は長距離ランナーです。
だから少しでも長く生きて
一冊でも多く小説を書き続けたいと望んでいます。
少しでも数多く自分を更新していきたい。
ヴァージョン・アップしていきたいわけです。」
(村上春樹『雑文集』)
人は日々、変化しています。
身体も…
こころも…
思春期の時の悩みと
中年期の悩みの質が
違うように…。
人は大きな
フルモデルチェンジはしなくても
マイナーチェンジを繰り返して
人は成長します。
自分がつまずいた時
それは、きっと
ヴァージョン・アップの
前触れかも知れません。
合 掌
信じる
2019-12-12
変化
2019-11-26

「この現実の世界にそのまま
永続する姿かたちなんて
何ひとつないのだから」
(村上春樹『騎士団長殺し』)
世の中は変化をしながら
動いています。
それは私たちのこころも…
身体の変化と共に
自身のこころも変化しています。
人のこころはフルモデルチェンジ
しなくてもマイナーチェンジを
繰り返しながら変わっていきます。
年齢と共に自分のこころの
変化を味わうのも
生きている一つの楽しみ
かも知れませんね…。
合 掌
大切にする場
2019-11-12

「我々はそれぞれに
明かすことのできない秘密
を抱えて生きているのだ。」
(村上春樹『騎士団長殺し』)
人は他者には話せない
秘密があります。
それは、絶対的な守秘義務が
保たれているカウンセリングの
場でも…。
自分の秘密を話してしまったら
自分が自分ではいられない
状態になってしまうかも知れません。
しかし、カウンセリングの場は
聞き出すことはしません。
それは、クライエントの為に
ならないからです。
あくまでもカウンセリング
の場は話を聞き出すのではなく
クライエントを
大切にする場であるからです。
合 掌
未完成
2019-11-03

「完成した人生を持つ
人なんてどこにもいないよ。
すべての人はいつまでも
未完成なものだ」
(村上春樹『騎士団長殺し』)
人間は完全なものではありません。
それだけに
仕事で失敗したり
人間関係に疲れてしまったり
眠れない日々が続いたり
そうです
人は「未完成」な
存在です。
しかし「未完成」な
存在であっても
力強く生きていける存在でもあります。
「未完成」で有りながら力強く
生きているのが人間の魅力かも
知れないですね。
合 掌