「思い」の言葉
自らの選択
2019-07-10
人生とは…
誰かに決めてもらうもの
でもなく
誰かに選択をしてもらうもの
でもありません。
自分の生き方は
自分で決めるものです。
しかし、人は悩みます。
どちらの路を選択するか…?
カウンセリングの場は
そんな、選択を
共に悩み共に考えて
いく場であります。
でも、カウンセラーは
選択をしません。
それで良いのです。
クライエントの人生は
クライエントのものなのですから…
共に考えていくことに
意味があるのです。
合 掌
深いが親しくない関係
2019-06-30
「深いが親しくない関係」
(河合隼雄)
人間関係は難しいです。
親しければ親しいほど
関係がこじれてしまって
こころを痛める原因になってしまいます。
「誰とも仲良くいたい…」
それは、理想なのかも知れません。
心理臨床のセラピーの場は
セラピストとクライエント
は「深いが親しくない関係」です。
クライエントとは深く接していきます。
しかし、親しくはありません。
逆説に聞こえるかも知れませんが
親しくないからこそ深く接することが
出来るのです。
「深いが親しくない関係」
人間関係で悩む一つのヒントに
なるかも知れません。
合 掌
複雑
2019-06-23
「家が火事になったらどうする?
家族全員を居間に集めて、どの逃げ道
が最適か1時間も討論するか?
昔ならそれでよかった、昔なら。
だが、世界はすっかり複雑な場所に
変わってしまった。」
(カズオ・イシグロ「日の名残」より)
世の中、価値観が多様化になっただけに
複雑なことも多くなってきました。
良くなった部分もあれば
なかなか馴染めない複雑な
部分もあります。
ある人には良くなっても
ある人には苦く感じたり…
それだけに
人のこころも複雑になってきました。
複雑さに迷ったとき…
1度、立ち止まるのも良いかも知れません。
そしたら、一つ置くことが出来て
こころの整理が出来るかも知れません。
合 掌
変えたい
2019-06-17
情けなく感じたり
歯がゆい思いをしたり
不甲斐ない自分を感じたり
弱い自分がこころに現れたとき
人は「自分を変えたい…」
と思ってしまいます。
幾ら書店で売っている
自己啓発本を何冊も
読んでみてもなかなか
今の自分を変えれる
ことが出来ない。
悩みますね…
でも、
そんな、弱い自分を変えるので
はなくて自分自身を
受け入れることが
自分を大切にすることに
繋がるかも知れません。
あわてずにゆっくり行きましょう…。
合掌
村上春樹の言葉
2019-06-09
「腹が立ったら自分にあたれ
悔しかったら自分を磨け」
(村上春樹)
世の中、腹が立つこと
悔しい思いをすることが
日常のように起こります。
でも、腹が立つことがあっても
悔しい事があっても
相手にあたることも出来ずに
イライラ、モヤモヤが
つのってしまいます。
村上春樹の言う
「腹が立ったら自分にあたれ…
悔しかったら自分を磨け」
とは、自分を見つめろ
と言うことかも知れません。
それが、自分自身の
成長するための
修行かも知れませんね。
合 掌