「思い」の言葉
心なかにあることを。
2019-05-19

小川「箱庭療法というものは、言葉では言えないもの
を伝えるようにするためのものですか?」
河合「そうです。箱庭のなかに表現してもらう。
言えないけれども、心のなかにあることを。」
(小川洋子・河合隼雄
『生きることは物語をつくること』)
人は深く傷ついているとき
心の様子をなかなか言葉に
表現しにくいものです。
そんな時、箱庭はその人に変わって
こころの言葉を表現してくれます。
苦しいこと
悲しいこと
嬉しかったこと
そんな様々な
こころのなかにあることを…。
良ければ作ってみませんか?
あなたの箱庭を。
合 掌
大切にする
2019-05-12

カウンセリングと言うものは
自分を「大切」にしてあげるものです。
傷ついた自分
辛かった自分
悲しんだ自分
そんな自分を語って
時には泣いたり
時には怒ったり
時には笑ったり
様々な思いを抱えた自分を
「大切」にしてあげるものです。
どうですか?自分を
大切にしてみませんか…。
合 掌
気が重い
2019-05-07

令和の年になり
長い連休が終わりました。
今日から会社や学校が
始まった方が大勢いるかと
思います。
楽しいお休みが続いて仕事や勉強が
始まると、きっと
こう思うことでしょう…
「あ~気が重い…」と…
そうですよね、「気が重く」
なりますよね…。
でも、この「気が重い」感じは
当たり前のことです。
当たり前の事を当たり前に思える
事がこころが健康な証拠です。
「気が重い」けど
頑張りましょうか…。
合 掌
解決
2019-04-29

「カウンセリングというのは解決方法を
見つけるのは患者さんの方なんですよね…」
(小川洋子・河合隼雄
『生きることは物語をつくること』)
カウンセリングの場ではクライエントが
カウンセラーに問題の解決方法を聞きに来る
方が居ます。
しかし、カウンセラーは何も言いません。
ただ、クライエントの話を「ん、ん…」
言いながら聞いているだけです。
でも、聞いているうちにクライエントが
自分の答えを見つけるのです。
カウンセラーは居るだけです。
その居るだけがクライエントの
「解決」を導くのです。
合 掌
目に見えない世界
2019-04-22

「目に見えない世界が目に見える
世界を支えているという実感が必要…」
(小川洋子『博士の愛した数式』より)
人はこころに重荷を持つと
孤独になってしまいます。
暗闇の中に一人で居るような…
でも、一人であっても
目に見えない、こころの世界に
支えがあれば…
その孤独も変わっていくことでしょう…
そんな、目に見えない支え探しも
カウンセリングの世界です。
合 掌